ブレザー小話

福岡住宅展示場

梅雨が明け猛暑が続いております
夏バテ、熱中症に負けずに夏を乗り切るため水分補給し、アルコールをあまりとらず
日々を過ごしている山本です。
 
今回は仕事着に関するスーツやブレザーについて書こうと思います。
※諸説ある逸話の中の1つを紹介しておりますのでご了承ください。
 
まずはブレザーですが、私の場合(世代)で言いますとブレザーといえば真っ先に
思い浮かぶのはトラッドの基本であります紺のブレザーです。

中高生のころに兄の影響で洋服に興味を持った時に流行っていたからです。
当時はダブルで肩パット、金ボタン、ボックスタイプが流行っており、お年玉や
お昼ご飯代などを節約しお金を貯めて買いました。(今でこそブレザーの学校が多く
ありますが、当時はまだ学ランの高校がほとんどでしたし、高校生でダブルのブレザーを
着ていくところもあまりなく、ほとんど着る機会はありませんでしたが・・・。

最近またタイトなダブルのスーツやブレザーなど見かけますが、私は基本的な形の
①シングルボタン②金3つボタン(段がえり)③パッチポケット(外付けポケット)
④紺色(ネイビー)⑤ややタイト目ですがボックスタイプの物を着ています。
その中でいくつかの逸話を紹介したいと思います。

逸話その①
スーツやブレザーの袖ボタンはほとんどの場合、飾りボタンでシャツのように袖口の
ボタンを外せないようになっています。
これは、ナポレオンがロシア遠征の時に寒さで鼻水が出ていたのを、袖で拭っていた兵隊達の袖口がテカテカになっているのを見てそれを嫌い、飾りボタンを上側につけて鼻水を拭えないようにしたことが始まりだと言われています。ですので、あくまでも機能的なボタンではなく飾りボタンになったということだそうです。
 
逸話その②
スーツの2つボタンや、(段がえりの)3つボタンなどで正式には1つのボタンのみで
留めることが正式な着方になっています。(ケネディ大統領は2個所とも留めていたそうですが・・)
これは昔貴族達のパーティで、メインの主催者が大変太っており、ボタンが1ヶ所しか留められず笑いものになっていたのを見た、当時のファッションリーダー的な貴族が恥をかいている大スポンサーをかばう為に「今年の流行はこれです!」と言って下のボタンを外し1ヶ所留めにしたことが始まりだそうです。
 
逸話その③
外側の胸ポケットは鉄板を入れて、鉄砲の弾から心臓を守るため左側についており、ペンや定規等物を入れるためのポケットではないそうです。
 
などなど嘘か本当かわかりませんが、それぞれの逸話にいろいろな物語があり面白いなと思い書かせていただきました。

また日本ではスーツを「背広」といいますが、これは昔イギリス人が着ていたスーツを見て、それはなんという着物かを聞いた所、どこで買った(作った)のかを聞かれたかと勘違いし、イギリスの紳士服街である
「セビールロウ」と答えたことから「背広」を当て字にしてそう呼ばれるようになったそうです。
これは「ホワイトシャツ」=「Yシャツ」や「レモネード」が「ラムネ」など英語読みがそのまま日本語訳になったことと同じです。
 
 本来意味をなさない物事が昔の名残だったり、聞き間違いや勘違いがそのまま残っていたりと普段生活している周りにも、もっと面白いことがたくさんあるかもしれません。
もし何かありましたらブログを見ている方教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます、酷暑の中皆様の健康をお祈りいたします。
 
山本 智也