辰巳住研の「ハイブリッド・モノコック構法」は、床・壁・天井の6面体構造と密度の高いベース配筋による頑丈な基礎、そして制震ダンパーを組み合わせることにより、耐震等級3レベルの堅牢性を実現。
長期優良住宅の認定取得も可能な安心の構造です。
モノコック構法のそれぞれの面は、面材と枠組材を一体化させた「ダイヤフラム」と呼ばれる強固な立体構造となっています。
床を形成する水平ダイヤフラムは、高い剛性によりねじれを解消し、壁を形成する垂直ダイヤフラムは、外部からの圧力を各所へ分散し建物の変形や倒壊を防ぎます。
基礎の底部前面に鉄筋コンクリートを施した「スラブ一体ベタ基礎」を採用。
建物の荷重を面で支えるため、軟弱地盤にも適した耐震性の高い基礎構造です。
さらに、湿気対策や安定性・耐久性を高めるために、ベース厚170mmとし、基礎の立ち上がり幅も160mmとしています。
壁も厚く、堅牢で耐久性の高い住まいづくりを実現しています。
堅牢な構造で高い耐震性を誇るハイブリッド・モノコック構法ですが、永年に亘る繰り返しの地震や大規模な地震に遭遇した際の強度の劣化は避けられません。
そこで、建物強度の劣化を最小限に抑えることを目的に、制震ダンパーを搭載しています。
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耐震工法の建物に制震ダンパーを搭載することで、建物の変形を1/2に減らすことができるため、建物の損傷や劣化を最小限に抑えることが可能となります。
制震装置の素材には、オイルの他にゴム・アルミ・摩擦・バネ・テープなど様々ありますが、東京駅や東京スカイツリーにはオイルダンパーが使われています。
出荷時に15項目の厳しい検査を受けたオイルダンパーは、メンテナンス不要で120年もの長期製品保証が付いてます。
※数値は、プランによって変わる場合があります。
耐震等級1は、「震度6~7の大地震でも倒壊・崩壊しない」ことを基準にしており、これを基準として耐震等級2は耐震等級1の1.25倍、耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の耐震性能となっています。耐震等級1でも、震度6~7の地震に耐えられるとされている一方で、実際には東日本大震災や熊本地震で耐震等級1~2の住宅が倒壊している事例は多くあるため、震度7以上の地震や繰り返しの地震にも耐えるためには、耐震等級3の性能が必要となります。
ハイブリッドモノコック工法の性能