平屋に見えない高い屋根の外観
リゾート気分の癒しの家

日々の暮らしも特別なものに！
リゾートヴィラのような開放感とくつろぎは奥さまにこだわりの“隠す技”にあり。
「ななつ星」など特別な列車がリビングダイニングから見える風景はご主人の密かなこだわり。

建てるなら絶対平屋！
非日常を演出する空間に。

生活する場所ではあるけど、リゾートに来たような開放感とリラックスを意識した非日常を感じる空間づくりを目指したのだそう。「担当の方をはじめ、職人さんなどスタッフのみなさんが話しやすい方達ばかりで打ち合わせから楽しく家づくりできました。何でも相談できたので。建てる時も建ててからも、ずっといいお付き合いができているので、出会えて本当に良かったです。」

外観デザインも個性が光る。「外観の色は青空が似合う白って決めていました。でも白色といっても色々あって・・・。とにかく真っ白になるように、壁の色選びは本当にこだわりました。外観は間取りを考えたらこのカタチになったんですが、より立体感が出るように意識はしました。当初予定になかったカーポートが門のようになって、全体が引き締まりました。」考え抜いたという緑の配置もスタイリッシュで参考になる。

動線につながった快適空間
徹底的に“隠す”にこだわる。

リビングダイニングを中心に、お客様スペースとプライベートスペースに分かれているD邸。家事動線、毎日の暮らしの動線、お客様の動線、すべてが無駄なく“つながる”ように計算されていて、とても快適だ。暮らしやすい間取りはアイデアがたくさん詰まっている。お客様が多いことを考慮してトイレは2つある。「お客様用は玄関に、プライベート用は洋室の近くにつくりました。和室に泊まるお客様は、夜中でも私たちに気兼ねなくトイレを使えるし、普段も家族が混雑なく使えて思っていた以上に便利でした。平屋を考えている人にオススメしたいかも！」

またシューズクロークに出入り口を設けてガレージとつなげ、雨の日も濡れずに入れ、荷物の出し入れも便利にできる。ガレージの屋根の一部が木目調にしてあり、家の中とのつながりがより感じられる。
始まりはコの字型にすると決めたところからだったという。「ダイニングから見える庭の雰囲気をCGにしてくれました。それを見たらやっぱりコの字がいいなと思いました。」お父様がDIYしてくれたというウッドデッキの先にシンボルツリーや芝が植えられ、イメージ通りの素敵な眺めになったとか。

リゾートヴィラのようなくつろぎと洗練された住空間をつくるためにこだわったのは収納。「とにかく隠すことを徹底しました。基本隠したがりなんです（笑）」という奥さまのこだわりは本物だ。冷蔵庫の扉を開けるとお客様に中身が見えるからと向きはキッチンに向かって横向きに。すると背面が見えてしまうので細い壁で目隠しをつくった。食器棚もお客様から見えないように腰から下の収納家具しか置かないと徹底している。「キッチン自体に収納力があるので十分ですが、食料や日用品のストックのためにパントリーを設けています。もちろんお客様から見えないようキッチンの背面につくりました。」そこは洗面室へと続く道、リビングから見て通路の壁だと思っていた場所だった。アッと驚くアイデアでスッキリ暮らす、Dさんは隠す収納の達人だ。

広々と明るいリビングを見渡すと、一角に仕切られた小さな部屋を発見！そこはご主人の書斎、趣味に没頭できる部屋として、こもれるサイズでつくってもらったとか。でも「もう少ししたら子どもの勉強スペースにしちゃおっかな」と笑う奥さま。「フレキシブルに使えるようにリビングにつくったんです。」と答えるご主人の背中は少し寂しそうだった。けれども子どもが欲しがった階段を屋上への動線としてつくったりと奥さまと子どもを見守るご主人の優しさが随所にあふれていた。