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コラム/Column

■近代建築のルーツは法隆寺五重の塔にあり■

五重塔

超高層ビルの耐震構造はよく知られていますが、現在と違い、構造材料としては木材、石材しかない時代に古人は耐震構造を考えていたのです。
上野寛永寺、日光東照宮の五重の塔の真柱は下まで通してあるものの、これは上から鎖で釣ってあり礎石には固定させず地盤には接触していないのです。
ですから、地震の折には柱が揺れて、地震のエネルギーを吸収してしまうのだといわれています。
なんと、あの関東大震災にも倒れなかったのだから、驚き!

■大工さんは、ピタゴラスの定理を知っていた■

三角定規

まず、図面にあわせて外周工事。敷地に仮設工事です。それぞれの角に遣り方をつくり、水をはります。その時、角が直角かどうかを確かめるのが大矩です。大矩は3枚の板切れで作りますが、どういう訳か3辺の長が、あのピタゴラスの定理でならった3:4:5の直角3角形です。正確な直角がでていないと、いくら立派な家でも建った時にグラグラ。伝統の中から生まれ、育くまれた技術は現代科学もビックリするほどの水準なのです。

■和銅六年は、日本の√2の始まり。■

さしがね〜

あの大工さんが使っている曲尺の単位は、メートルの33分の10に相当します。この長さの単位は、713年(和銅6)に大宝令により制定されたものです。初めは金でつくられたので鉄尺。そして鉤の形から直角になり曲がり金・曲がりともいわれていたのです。この曲がりがスゴイ!!
誰がきめたのか?表の目盛り1寸に対し、裏に√2寸の目盛りがきざんであるのです。これで、屋根の勾配を計算するのです。法隆寺などの見事な屋根のソリも、この曲尺があったればこそのことでしょうネ。


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