「イージーライダー(Easy Rider)」ステッペンウルフ ワイルドで行こう(Born to Be Wild)
2008-06-02 00:22
私が高校の時に舞い上がってしまった映画があります。
それが ・・・・・ 「イージーライダー(Easy Rider)」です。
監督・製作・脚本・主演をデニス・ホッパーとピーター・フォンダの2人がこなすアメリンカン・ニューシネマの代表作です。
とにかくフルカスタムされたハーレー・ダビッドソンに乗ってブッ飛ばす姿とバックに流れる音楽がカッコ良かった。
アカデミー賞の脚本賞にノミネートされたのですが、正直言ってストーリーは別にって感じです。
次々と繰り出される画面と音楽に釘付けになった記憶しかありません。
自由の国アメリカ ・・・・・ が ・・・・・ 現実には ・・・・・ 若者たちにとって ・・・・・ あまりにも ・・・・・ 無条理な ・・・・・
当時、世間では「18歳未満お断り」的な扱いでした。
別に露骨なSEXシーンがあるからではありません。
ドラッグやヒッピー、ロック、エレキという若者文化に対する大人たちの強烈な批判のようでした。
さきほど「フルカスタムされたハーレー・ダビッドソン」と表現しましたが、日本だったら暴走族と同じ「違法改造バイク」と呼ばれていたでしょうからね。
当時の若者たちは若者たちなりに考えていたのでしょうが、大人たちには全く受け入れてもらえなかったようです。
他人事のように言いますが当時は私もその若者の一人でした。
但し、私は非常に真面目な若者でした。(と、自分では硬く信じています)
画面だけでなく映画のバックに流れる音楽。
世界中に知れ渡ったステッペンウルフの「ワイルドで行こう」
ステッペンウルフはカナダで結成されたバンドですが、バンド名はドイツのノーベル賞文学者へルマン・ヘッセの長編小説「荒野のおおかみ」の原題「Der Steppenwolf」から名づけられました。
「荒野のおおかみ」に関してフリー百科事典ウィキペディアを引用すると
1927年に発表。ヘッセが第一次世界大戦の後再び戦争に向かおうとする社会状況や、急速に発達する文明に翻弄され自らや社会に対して無反省に日々の生活を送っている同時代の人々に対して強烈に批判したアウトサイダー的作品。
あらすじの一部 ・・・・・ 「市民的な生活に馴染もうとする自分と、その生活を破壊しようとするおおかみ的な自分。二つの魂を持つハリーは自殺を一つの逃げ道としてかろうじて精神の均衡を保ち自分のことを荒野のおおかみだと考える。」
どうです、中々奥が深いと思いませんか?
さすがはドイツの大文学者の作品でしょう。
ハッハッハ! なんてことは綺麗ごとにすぎません。
まあ、正直なところは「ただ、ただ、カッコ良かった!」だけです。
この映画の特徴的なこととしては、映画で使用される音楽を映画のために作曲を依頼することをせず、既にあるものを映画のシーンにあわせて選択するという手法を用いたことです。
他に使われた曲は「ザ・プレッシャー」(ステッペン・ウルフ)、「イフ・シックス・ワズ・ナイン」(ジミ・ヘンドリックス)「イッツ・オールライト・マ」「ザ・ウェイト」(ザ・バンド)などです。
唯一の例外がボブ・ティランに作曲を依頼した「イージー・ライダーのバラード」(ロジャー・マッギン)です。
とにかく今、聞いても体中が反応するぐらいシビレテしまいましたね。
それでは最後に、いつものようにユーチューブからステッペンウルフの「ワイルドで行こう」を映画のワンシーンとともにお聴き下さい。
