健康住宅の赤ひげ先生こと小宮成元氏との完成座談会 【最終回】
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2008-04-30 00:06
BDACプロジェクト「キッチンが真ん中の家」 完成座談会、5回シリーズの最終回です。
――どのような経緯で、このような異色のモデルハウスが誕生したのですか。
篠塚修
BDAC(ビーダック)の紹介で、家造りをデザインする建築家の先生方とお見合いし、そのなかから小宮先生に今回のモデルハウス造りをお願いしました。
すると、小宮先生は「キッチンが真ん中の家」というのを提案してきました。
その発想の意外さにドキッとしました。
何しろ、キッチンを家の真ん中に据えるなんて住宅建築業界の感覚からは常識はずれで、とんでもないことだったからです。
でも、私は「発想が豊かなので、思い切っておまかせしてみよう」と思い、何の注文も出さずにそのままOKを出しました。
それが良かったのですね。
小宮成元
篠塚社長からOKをいただいたとき、何かしら、九州人のパワーを感じましたね。
ボクが思う九州人のパワーというのは、あれこれ協議して途中で妥協したり、中途半端なものを作るようなことをせず、仕事をまかせて即実行に移すというような、そんな思いっきりの良さといいますか。
企業の姿勢として利益は当然追求しているのでしょうが、あくまでも表面的な利益追求型ではないのですね。
その一方で、何も言われないけれど、本当にこれでいいのかなぁとの心配はあったのです。
そのときは、ボクはいいように解釈して、せっかくチャンスを与えてくれたのだから、魅力あるものをどんどん作ろうと考えました。
設計を進めてゆくうちに、いろいろと夢が広がってきまして。
完成したこの家を見て、モデルハウスとしては本当にふさわしい家だと思いました。
こかどひろこ
先生、それ自画自賛ではありません?(笑い)
篠塚修
でも、小宮先生の設計は、キッチンが真ん中という一つの芯があるけれども、見学者の100人が100人全部が“キッチンが真ん中”という点だけを見に来ているわけではないのです。
はっきり言って、このモデルハウスは理想満載の家です。
ただ来られたお客さんのニーズ、あるいは感性によって、見るところは全部違っているのです。
どこを気に入っていただくかは、私たちの方から押し付けるものではないのです。
来られたお客さんから「一番気に入ったところはここです」というのを私たちが聞いたとき、「えっ、そんなところが」と驚くことも多いのです。
モデルハウスの魅力は、結局のところそういうものなのです。
小宮成元
このような魅力ある素敵なものが出来たのですが、私としてもこれをベースにもう1度全体的に再検討したいと思っています。
例えばコストとか、工期、空間の効率的な活用などで、ユーザーがもっと身近に感じ、なおかつ快適な住まいになるように。
こかどひろこ
でも、このモデルハウスに盛り込まれた小宮先生のアイデアは、非常に魅力的だと思います。
それらのアイデアは盗んでもいいのですね(笑い)。
小宮成元
アイデアを盗むのは、できることならちょっと・・・(笑い)。
篠塚修
せっかくご提供いただいたアイデアですから、わが社の知恵、財産として蓄えさせていただきます。
私は、盗むとか、盗まないとか言いません。
申し訳ありませんが頂戴いたしますよ(笑い)。
見学にこられた方々にもご提供しようと思っています。
小宮成元
そうですね。
−−皆さん、長時間 本当にありがとうございました。
