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下関・春帆楼(しゅんぱんろう)ふく料理公許第一号 河豚(フグ)の旬です

河豚(ふぐ)、山口県では「福」に通じるということで「ふく」と呼びますので今日のお話は「ふく」で通しましょう。
「ふく」は縄文時代の貝塚からも発見されていることから6000年前から食べられていたと言われていますが ・・・・・ 毒の処理は大丈夫だったんですかね〜
時代は下って、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に「ふく」を食べて多くの兵士が亡くなったことから禁止令が出され、江戸時代には多くの藩でも禁止令が出されたそうです。
黒田藩では中毒死が出た場合は「お家断絶」という武士にとって最も重い処罰規定があったそうですから「ふく」を食するには毒はもちろんですが、いろいろな意味で本当に命がけだったようですね。
しかし一茶や芭蕉の句にも「ふく」が登場するものがあったり、浮世絵にも登場することから庶民の間では隠れて食べられていたと言われていますし、幕末には高杉晋作などの志士も食べていたそうです。

 

明治になってから伊藤博文(当時は伯爵)が下関の春帆楼に来た際、あいにく海がシケで魚が無いことから当時の女将が決死の覚悟で「ふく」を供したところ、あまりの美味しさに伊藤博文が感激し「こんな美味いものを食べない法は無い」と直ちにその条文を削除させたと言うことです。
 ただし毒があるので誰でも料理して良いと言う訳にはいかないので免許制にし、その公許第一号が春帆楼に与えられたと言うことです。
しかし当時は山口県だけの特例で、幾つかの都県を除いて全国的に広まったのは戦後のことだそうで、一説にはそのような状況が「ふく」と言えば下関(山口県)と言われるようになったのではないかとのことです。

 

さて公許第一号となった春帆楼、実は特異な立地条件にあるため天皇陛下をはじめ皇族方のお泊りも数多くあります。
特異な立地条件とは ・・・・・ 赤間神宮の隣にあるということです。
天皇の墓所は殆どが近畿圏にありますが唯一(たぶん)下関に天皇の墓所があるのです。
 

平家とともに入水した安徳天皇阿弥陀寺陵です。
 そのため天皇をはじめ皇族方がお参りのためにお泊りになるのです。


あまり知られてはいませんが実は ・・・・・ 春帆楼の4階には特別室があります ・・・・・ と、いうよりも4階には特別室しかありません。
二間続きの広い和室で周囲をグルリと広縁が回っています。
眼下には関門海峡が、対岸には門司港レトロ地区が、そして少し左を見上げれば関門橋と絶好のロケーションです。
この特別室は「帝(みかど)の間」と呼ばれていて「天皇皇后両陛下御座所」という御札もあります。   

欄間には「菊の御紋」の透かし彫り、伊藤博文公の書状や ・・・・・ あっ、そうそう春帆楼の名付け親は伊藤博文だとか ・・・・・ 店名の書も伊藤博文のもの。
その他には、日清講和条約の際の清国全権・李鴻章の書など歴史を感じさせる品々がアッチにもコッチにも ・・・・・ 敷地内には「日清講和条約記念館」なんていうものまでありますヨ。

 

さて、ここからが本日の本番のお話です。

行ってきました、春帆楼に ・・・・・ もちろん ・・・・・ もちろん、帝(みかど)の間。
昨年は3人でしたが今年は6人。
それでも、この二間続きの部屋に6人とは、ハッハッハ!
何しろ30人でもユックリと宴会ができる広さですからね。

しかし何人であろうと、この帝の間は一組しか入れませんので贅沢この上ないですね。

  
さて、さて、まずは「ふくさし」
春帆楼ではネギを巻いて食べますが、今回は指名させていただいた超ベテラン仲居さんの「お遊び」で、ガラスの猪口に「ふくさし」を二切れほど沈めて熱燗の日本酒(黄桜)を注ぐと ・・・・・ ホーッ! 軽くシャブシャブ風に白くなりお見事! 「まるで水中花(酒中花?)の胡蝶蘭(こちょうらん)」のごとし。
ちょいと口に含めば「ヒレ酒」ならぬ「ふく身酒」、まろやかなことこの上ない絶品。
身を食せば絶妙な「ふくのシャブシャブ」、マイウ〜!

一般的に、魚は卵を抱く今の時期が一番美味しいといわれていますが「ふく」も例外ではありません。
今では「ふく」も一年中食べられるようになりましたが、やはりこの時期の天然トラ「ふく」が最高です。
どうせなら旬のこの時期に御賞味あれ。
ただし、本物の天然トラ「ふく」を食べさせる店がどれほどあるのかは大いに疑問ですが。
エッ? 何? 春帆楼に連れて行けって?
じょ、じょ、冗談じゃない!  天下の春帆楼ですよ。
最高の「ふく」を最高のおもてなしで食べさせるかわりに、お値段の方も ・・・・・
さすがに私でさえ会社の交際費を使うことは憚られます。
あーっ! あぶない、あぶない、今日はこのへんで終わりにしておきます。 

           

 

春帆楼のパンフレットはコチラ   (PDF 1.08MB)

 

 

このブログは辰巳住研株式会社(代表取締役)社長 篠塚修が書きました
Osamu Shinozuka, the president of Tatsumi Juken Co., Ltd. wrote this bl
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代表取締役 篠塚 修

分譲中の団地は勿論ですが毎日、工事中の現場の見回りをしています。この顔を見かけたら是非、声をおかけください。


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