「建国記念の日」であって「建国記念日」ではないとは?(紀元節)
テーマ:社長ひとりごと(全部)|社長よもやま話
2008-02-07 15:43
もう直ぐ建国記念の日ですね。
昔は「紀元節(きげんせつ)」と言っていたらしく、私の母は今でも建国記念日とは言わず「紀元節」と言いいます。
紀元節とは、大和の橿原(かしはら)の宮で紀元前660年2月11日に初代天皇である神武天皇(じんむてんのう)が即位された日とされています。
明治時代になって天皇国家の正当性を示す祝日として制定され大日本帝国憲法(明治憲法)もこの日に発布されました。
神武天皇が実在したか否かは議論の多いところですが、一般的には神話の世界とされているようです。
世界各国にも、アメリカの独立記念日、中国の国慶節、オーストリアの建国記念日等々、同様の祝日があります。
終戦後、紀元節は「国家主義・軍国主義を助長する」というGHQの意向により廃止されましたが、1966年に現在の「建国記念の日」として新たに制定され翌年の1967年より施行されました。
あくまでも紀元節の復活ではなく、新たに制定された「建国記念の日」です。
だから「建国記念日」ではなく「建国記念の日」なのです。
違いが判りますか?
制定にあたっては、やはり国会でも喧々諤々の大議論となったようです。
少なくとも紀元節の復活では無いことを前提としなければ世界より「日本は再び軍国主義に ・・・・・」と誤解をされるおそれがありますし、平和憲法を持つ日本としては天皇家を中心とした国家主義的な祝日を定めることはできないと判断し智慧を絞ったようです。
ですから、言い回しも微妙になり「建国記念日」ではなく「建国記念の日」となったようです。
つまり建国記念日とすると2月11日が建国された日だということになりますが、建国記念の日というと、建国された日が2月11日だと言うのではなく、建国されたこと(その事実)を祝う日が2月11日となるというのです。
禅問答のようで難しいのですが、あくまでも建国された日は曖昧(あいまい)にして建国という事実を国民がこぞって祝う日が2月11日だというのです。
時の政府(国会)に言わせれば、その祝う日が偶々(たまたま)紀元節と同じ2月11日だったというのです。
まあ、政治の世界ですから野党との絡みもあって玉虫色の決着をはかったと言うことでしょうかね〜
最後に ・・・・・ 西暦はイエス・キリストの誕生に始まり今年は2008年。
日本には神武天皇が即位した年に始まる皇紀があり今年は皇紀2668年。
神社では今でも皇紀を使っているそうですよ。
このブログは辰巳住研株式会社(代表取締役)社長 篠塚修が書きました
Osamu Shinozuka, the president of Tatsumi Juken Co., Ltd. wrote this blog
