銀座テーラー 花押を刺繍するスーツ SAMURAI
2007-10-31 00:47
銀座のお話しも、ネクタイの田屋、ワイシャツの大和屋シャツ店とくれば
いよいよ真打登場です。
銀座テーラーは1946年 銀座有楽町に鰐淵正志氏が創業し縫製技術で数々の賞を受賞。
今でもハンドメイドにこだわる老舗です。
ところで鰐淵(わにぶち)という姓を聞いてお年の方ならピンとくるかもしれませんが。
銀幕の大スター、女優の鰐淵晴子さんとは姻戚関係です。
脱線しましたが、私の銀座テーラーでの最初の一着は格安の・・・・・ 表現が悪いかな〜 ・・・・・
オーダースーツの裾野を広げる戦略の・・・・・これでどうでしょう・・・・・「SAMURAI」です。
【注】そうは言っても、私のような貧乏人にとっては「超」高級品ですので誤解の無いように。
SAMURAIは「合理的、構築的な「洋」の思想を具現化した正統的な洋服と、繊細で美しい「和」の伝統技術、漆塗り、西陣織り、花押を高い次元で融合させた服」
(銀座テーラーホームページより)
難しいことは別にして、私が最も気に入ったのは裏地に西陣織最高の技術である瀧村美術織物を随所にあしらっていることと花押師が花押をつくってくれ、それをネーム刺繍とともに刺繍してくれることです。
花押ってご存知ですか? ご存じない方はウィキペディアへ
さてと、スーツの仕立てに関して語らなければならないのですが・・・・・
いやはや・・・
あまりにも見事過ぎて、私ごとき浅学菲才の身が論評するのは差し控えさせていただきましょう。
あえて言うならば、スーツ(suit)の語源である「適合させる」という意味をあらためて自分の体で実感しました。
もしかしたら今までは体をスーツに適合させていたのかもしませんね(笑)
また横道にそれますが、スーツのことを以前は「背広(せびろ)」って言ってましたよね。
背広ってどういう意味かご存知ですか?
いくつかの説があるようですが私は、背広服を売り出したスーツの発祥地でもあるロンドンの仕立屋街「サヴィル・ロウ」(Savile Row(英語版))が「セビロ」と訛ったという説を支持したいと思いますが皆さんは如何でしょうか?
スーツの次は花柄の総裏地という裏地に凝ったホームスパンのジャケットを誂えていただきましたが、その次は・・・・・
何とブルージーンズをオーダーしました。
老舗の仕立屋さん銀座テーラーでジーンズとはチョット驚きでしょ。
スーツ同様、まずはジーンズの生地選び。
50種以上の生地があり、変り種ではプラチナを織り込んだものやカシミヤ100%なんてものもあります。
ウォッシュ加工は「ノンウォッシュ」「ワンウォッシュ」「バイオ加工」「ブリーチ」。
ステッチ糸にいたっては色は勿論、素材や太さもバリエーションがあり100種以上。
さらにボタンやリベットにいたるまでチョイスして世界でたった一つ、自分だけのジーンズができあがります。
私にとっては最初の一つなので極めてオーソドックスなものにしましたが、ボタンは和柄、ステッチの糸は白、ビスはターコイズ(写真)にしてアクセントとしました。
当然、私にとって今一番のお気に入りジーンズです。
次は「SAMURAIシリーズのジーンズ」と、それに似合うジャケットを狙っています。
by 辰巳住研 篠塚修
